イチたす

人生に、小さなイチの学びを足す記録

中小企業診断士 口述試験を受けてきた

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こんにちは、トリたまです。

 

本ブログ記事2つ目になるのですが、

先週12/15(日)に中小企業診断士試験 口述試験を受けてきたので、

早速振り返りをしてみたいと思います。

 

 試験当日までの過ごし方

そもそも口述試験って何

試験内容の前に、
中小企業診断士試験の構造についてお話します。
中小企業診断士試験は、以下3つの試験をクリアしてやっと合格となるのですが、
今回トリたまが受けてきたのは、赤字の二次口述試験です。

中小企業診断士の試験構成◆

  1. 一次試験 (マークシート方式)
  2. 二次筆記試験 (記述式)
  3. 二次口述試験 (面接)

この口述試験は、二次筆記試験に合格しないと受けれないのです。
ただ、この口述試験は二次筆記試験合格発表から1週間後に試験があるという
ハードスケジュール!!

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 二次筆記試験の合格に全く期待していなかったため、
口述試験って何するの?!何を対策するべき?」と、
合格発表後から情報収集を始めました。。

 情報収集をして分かったこと

  • 面接官2人に対峙し、1人10分程度の面接時間
      2対1の面接は結構ハードだな…
  • 質問は、二次筆記試験の事例から4つ(4つの事例のうち2事例から各2問)
      二次筆記試験後一度も事例文読んでない。やばい…
  • 合格率は99%
      合格率99%って。。あれ、これいけるんじゃない?

 楽観的な私は、最後の「合格率99%」の情報で怠けてしまったんですよね。
後にこれは良くなかったと反省してます。

試験3日前から対策開始

合格率99%に安堵していたため、試験3日前までは二次筆記試験合格の余韻に浸ってました。
試験まであと3日というところで、そろそろ対策せねばと思い、
対策ブログや大手予備校の対策動画を見始めたところ、
対策しないとヤバいやつじゃないか?ということに気が付きました。遅い…

合格率99%って、問題の傾向と対策が分析できて用意周到な人が
二次筆記試験の合格者ってことじゃないかと。そりゃそうですよね。

ほんとにダメな例です。ギリギリになってかなり焦ります。
来年以降に受けられる方は反面教師にしてただければ。


そこから私が実施した対策は以下です。

  • 二次筆記試験の問題解き直し
  • 事例のSWOT分析、事業経緯のまとめ
  • 大手予備校の想定問答集の収集
  • 想定問題の解答インプット・アウトプット

すべてを一冊にまとめて、繰り返し読み込むことで頭の中に入れました。

口述試験の準備を通して感じたのは、

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実際にプロの中小企業診断士として企業に助言する際には、
顧客の前で考えつくした案を、自信を持って話す必要があるため、
同様のプロセスを踏みますし、
口述試験は、中小企業診断士として顧客へ出る前の練習ができる場なんですよね。

なので、口述試験というより、
中小企業診断士として顧客にちゃんと話すことができるか、しっかりと練習させてもらえる場として活用した方が有効だと私は思ったので、
そのつもりで12/15に向けて対策をしていました。

模擬面接には参加してません

いろんな 口述試験対策ブログを見ると、
大手予備校や有志団体で模擬面接に参加してきた、
又はした方が良いといった記事を散見しました。

ただ、トリたまは初動が遅く、模擬面接の予約が取れませんでした。
なので模擬面接はひとつも受けていないです。

予約が埋まるのがとても早いみたいです。

模擬面接の代わりとなる私の口述アウトプット練習は、
すべてのインプットを終えたのち、
旦那に想定問題を出してもらい解答するといった形で行いました。

試験を終えての感想ですが、
模擬面接を受けなくても口述試験は何とかなったなと思ってます。

なお、模擬面接を受けるメリットは

  • 試験本番の緊張感を疑似体験できる
  • 他受験者の対策度合いが分かる
  • 同期合格者と知り合える

ってところではないかと推察してます。


模擬面接が必ずしも必要というわけではないと思いますが、
 今後受けられる方はお早目に予約することをオススメします。

試験当日

試験当日の朝

試験会場へは男女ともに基本スーツで行きます。

私は日常的にスーツを着ないので、
当日スーツを着ただけで、朝からとても緊張してました。

試験時間は個人単位に分単位で設定されています。
私は13時半くらいからになっていましたが、
試験対策が不十分だと感じていたため、朝から近くのカフェに籠り、ひたすら自分がまとめた想定問答集を解いてました。

会場控室の雰囲気

いざ会場に到着し、控室に入ったところ、
予想はしていましたが、40代以上の男性のばかり
私がいた時間に見た女性は、私のほか1名のみでした。

今回の二次筆記合格者の分布はまだ分かりませんが、
中小企業診断士は40代以上の方が多く、かつ男性が95%以上を占めるため、
(中小企業診断協会より https://www.j-smeca.jp/contents/enquete/p01.html)
会場控室はその縮図ですね。

会場控室は飲食厳禁ではないようで、
お弁当を食べている猛者もいらっしゃいました。笑
ただ、多くのみなさんはギリギリまで想定問題集等を解いていました。
かくいう私も、ぎりぎりまで自分の冊子を見直し、頭に叩き込んでいました。

いざ口述試験

控室で待ち、係の人から受験番号を呼ばれることから、口述試験は始まります。
面接室に入り、待ち受けてたのは50代くらいの男性2人の面接官。

緊張が最高潮だったため、

「名前と、生年月日を和暦で教えてください」という問いかけに対して、
勢い余って、旧姓で答えてしまうという失態……。
回答し終えた後に気が付き慌てて訂正しましたが、頭が真っ白になってしまいました

 

問題に入る前に、
「診断士として助言する視点で、これからの質問に答えてください。
あまり固くならないでくださいね。」
と笑顔で優しい言葉をかけてもらい、少し緊張が解けました。
面接官の方は、試験を通して基本優しかったですね。

質問内容は、

◆事例Ⅲについて

  • C社が熱処理加工事業から、機械加工事業に事業拡大した理由は何だと思いますか
  • C社の売上がX社に依存するリスクと、依存することに対するあなたの意見を聞かせてください。

◆事例Ⅱについて

  • B社の強みと今後の採るべき戦略について教えてください。
  • B社は、施術前の顧客要望の写真と施術後の写真をDBに保存しようと考えているが、意見を聞かせてください。

と事例1つに対して2問ずつでした。

 

事例Ⅲは、業態の特性上私にとって一番覚えにくい会社だったこと、
かつ名前の回答でパニックになっていたこともあり、
出題された瞬間とても焦り、よくまとまらずに答えてしまったのですが、
面接官が「他にありませんか?」と解答を促してくれました。

その他の問題では、促されることもなく、
面接官2人もうなずいてくれていたので、大きな問題はなかったのではと思います。

やはり、口述試験は落とす試験ではなく、
コミュニケーションスキルの確認、診断士として顧客の前に立たせて良いかの最終判断をする場なのだと感じました。

試験を終えて

ひとつ驚きだったのが、
これまで試験後は様々な会社や団体が資料を配布していたのですが、
今回の口述試験会場の出口では1社しかいませんでした。
いつも配布される資料で情報収集していたので、残念でした。。


口述試験を終えて、やっと試験から解放されるという思いもありますが、
いよいよ診断士として活動が始められるというワクドキ感でいっぱいです。

今はまだ何を一歩としたら良いか分かっていませんが、
情報収集しつつ、このブログで発信していきたいと思います。