世界遺産の街 マレーシア ペナン島
こんにちは、トリたまです。
2020年に突入し、早10日強が経とうとしています。早いですね。
今年2020年の年明けは、世界遺産の街があるマレーシア ペナン島で迎えました。
とっても面白い街だったので、備忘として本記事でまとめます。
ペナン島って
どこにあるの
ペナンは、マレー半島の西海岸アンダマン海に浮かぶ
・面積約295万㎢
・人口約70万人
の島です。
気温は通年平均28℃程度のリゾートアイランドです。
調べてみたところ、面積だけでいうとモルディブ全土と変わらない大きさのようです。
むしろモルディブの小ささに驚きました。
どんな島
ペナン島は、1786年にイギリスがマレーシアで最初に入植した地で、東インド会社の拠点としてヨーロッパとアジアを結ぶ貿易の中継点として繁栄した地です。
現在は、中華系、マレー系、インド系など様々な民族が生活しているのですが、多彩な文化や食べ物が楽しめるだけでなく、彼らが信仰するヒンドゥー教、イスラム教、カトリック等のそれぞれのモスク・寺・教会が近接しており、多様な宗教の共存を目にすることができる島です。
2008年には、イギリス植民地の面影と多民族・多文化社会が残されている事が評価され、島の中心部であるジョージタウンがユネスコの世界遺産に登録されています。
世界遺産の街「ジョージタウン」
ジョージタウンは町全体が世界遺産となっています。
街中に歴史情緒溢れる建物が建っており、街を歩くだけでとても楽しかったです。
また、一歩通りをまたがれば、インド系の人やお店が多い道に出たり、中国系の雑貨を販売しているお店が連なっていたり、建物の雰囲気が異なっていたりと、街ひとつで本当に多文化を目にすることができ、感動ものでした。
多様な宗教が共存するハーモニー通り
ジョージタウンには、1つの通りに仏教寺院・イスラムモスク・カトリック教会が近接しており、通称「ハーモニー通り」と呼ばれている通りがあります。この通りを歩いていると、色んな民族を目にします。インドのサリーやブルカをまとう女性もいたり、教会に入っていく洋服の方もいたり。それぞれの宗教を尊重し、共存するこの街は本当に素敵な街。
カピタン・クリン・モスク
市内最大のモスクです。マレーシアはイスラム教の方が半数以上で、他にもモスクは多く目にしました。太陽に照らされた白亜のモスクはとてもきれい。
現地のタクシーのおじさん曰く、マレーシアのホテルではイスラム教の方々がお祈りしやすいよう、各ホテルの部屋にはメッカの方向を示す矢印を書くことが法律で定められているとのこと。
スリ・マハ・マリアン寺院とセント・ジョージ教会
左はヒンドゥー教の寺院です。すごくインド感あふれてますよね。
この寺院と同じ通りで、徒歩5分くらいのところに、カトリックの教会があります。
ヒンドゥー教寺院から目と鼻の先にあるのに、英国風な教会で、雰囲気が全然違いました。
別名「アートの街」
歴史情緒の色濃いジョージタウンですが、街を歩いていると色んなアートが表れます!
2012年にリトアニア出身のアーティスト「アーネストザカレビッチ」が描いたのが始まりだそうで、今では数十点のウォールアートが街に点在してます。
2012年というと世界遺産登録後ですが、世界遺産にアート書いちゃっていいんだ…!というのがトリたま的驚きでした笑
落書きじゃなくてアートだからOKってことかな?
とはいえ、アートも見つつ町散策するのは楽しかったです。
ライドシェア「Grab」
皆さん、Grabを知ってますか?私は去年知ったのですが、東南アジアで熱いシンガポール発のライドシェアアプリです。日本にはまだないですが、Uberが有名ですよね。
今回の旅で初めてお世話になりました。
自分でアプリを使ったわけではないのですが、調べたところ、普通に旅行者でも使えるようです!
どうやってお世話になったかというと…
ペナンでは流しのタクシーがあまりいません。ジョージタウンを散策したものの帰る方法が無かった私たちは、観光施設のチケット販売員にタクシー乗り場の場所を尋ねたところ、販売員がGrabで呼んであげるよ!となんとも親切にGrabでタクシーを呼んでくれたのです。
今回の件を通じてわかったGrabの仕組みはこんな感じ。
- アプリへの事前登録が必要
- Grabに登録している一般のドライバーが自分の車で目的地まで送ってくれる
- 使用する際は、目的地をGrabに登録すると金額と自分から近いGrab登録車が提示
- 金額は先払い(現金・クレカOK)
- 道中はGrabのアプリで自分の居場所を見れることで、通っている道が目的地に対して間違ってないか確認できる
初めてライドシェアというものを経験しましたが、めちゃめちゃ便利です。暑い中タクシーを求め彷徨うこともなく、値段もタクシーより安く利用できました。
日本では、規制がありまだライドシェアは普及していないですよね。課題も多くあるとは思いますが、免許返納が必要になった高齢者や地方の生活を考えるととてもニーズがあると感じたので、早く規制を緩和してほしいものです。
次東南アジアに行く際はGrabをインストールしてから行こうと思います。
自然と共存する島
ホテルの窓から見える
ペナンはリゾートの島で、現在もホテルやコンドミニアムが開発中だったのですが、自然も多かったです。
今回泊まったのはビーチ沿いにホテルが建ち並び観光客もお店も多い「パトゥ・フェリンギ」だったのですが、ホテルの廊下からたわわに実る猿たちを目にすることができました。
ニボンテバルでホタル観賞
滞在3日には、ペナン市内から車で1時間半ほど行ったニボンテバルでホタルを見てきました。
ホタルが見られるのは、街の明かりが少ない川の近くの農村のような場所でした。
ライフジャケットを着て、船着き場まで歩き、静かな川を下流に向かって進んでいくと、イルミネーションのように光るマングローブの木が!
おそらく数百のホタルがマングローブに集まって、遠くからでもわかるくらいの輝きで、旦那と2人で「すごい…」しか言葉が出なかったです。とても幻想的な画で感動しました。
ガイドの方曰く、ホタル達はマングローブの葉から出る液を飲みに集まっているようで、雨の後の方がさらにキレイらしいです。
残念ながら、iPhoneでは良い写真が全く取れなかったため、写真は無いです。。
最後に
ペナンは物価低く食べ物もおいしい滞在しやすい街でした!
やはりそのため、移住する人も多いようで、現在海を埋め立てて島を広げる工事をしているところもあり。
ペナンには地震も台風もないから、埋め立て地でも大丈夫みたい。
またペナンに行く時には景色が全然違うのだろうなと思います。